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事務局通信
2022.7.20

【行商】キャリアチェンジサロン事務局通信vol.73

こんにちは。

事務局の櫻井正則が担当します、第73回目の事務局通信。

最後までご一読頂ければ幸いです。

※事務局通信は、キャリアチェンジサロンのセミナーやメールプログラムにお申込みいただいた方に毎週水曜日、キャリア関連のことやキャリアチェンジサロンの様子についてお送りしております。

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  「 行 商 」

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最近私は、個人事業を興してECサイトを展開しております。

まずは日本ミツバチの蜂蜜を使ったチーズケーキの販売から手掛けて、次は和紙製品、麻製品と行っていこうと思っております。

7月7日から販売を始めたチーズケーキの先行販売では、このキャリアチェンジサロンの皆様が予約して下さり、大変感謝しております。

https://my125p.com/l/m/zh9yOhMiYkmd8b

しかしながら、キャリアチェンジサロンの会員の皆様は商売と言うものがいかに難しいかを良くご存知の方々なので、この話を聞いて、「そんな甘いもんじゃない。」とつぶやかれたことと思います。

私も全くその通りだと思います。

では何故その様な甘くはない世界に飛び込んでいるのかは、私が生涯を賭して行おうとしているテーマがあるからです。

それは、どんな人でもゆっくりと働ける仕事の場の創出という、いささか理解不能なミッションとなります。

無謀な取り組みなので、生涯を賭しても叶わないかもしれません。

とは言え、やってみることも大切なのでやってみることにしました。

やってダメでも死ぬときに、「俺はやってみたよ。」

と、言ってみたいと思っています(笑)

 

その様な私が初めて友人に誘われて、イベント会場にてチーズケーキの露店販売をやってみました。

ECサイトのみの販売を考えていた私でしたが、親しい友人の誘いを断れずに出店してみました。

日曜日と月曜祝日の2日間でした。

日曜日、人出はそんなに大したことはなかったのですが、少しずつ途切れずにお客様に来て頂いて、用意した50個のチーズケーキは完売となりました。

気を良くして月曜祝日は10個増やして60個で体制を整えましたが、その日の人の流れはほとんどなく、25個売れたきりでした。

完全な赤字でした。

商売的には全くいいところのなかった今回の挑戦でしたが、でも私にはとても良いことがありました。

その一つは、美味しいと思ってくれたお客様が、その友達にも伝えて、初日と2日目も購入しに来た下さったこと。

もう一つは、このことをFacebook等で見てくれて、わざわざ友人たちが露店まで足を運んでくれたこと。

本当に嬉しかったです。

三つめは、私と一緒に事業展開をしている仲間が、最後まで頑張って働いてくれたこと。本当に涙が出る思いです。

そして最後は、人の繋がりです。

今回のイベントでは正確には数えてはいないのですが、露店が6団体は出ていて、それぞれの品を売っておりました。

カレーのキッチンカーを営む、日本人の青年とインド人の店舗が私たちの向かい側で3種類のカレーを出店していたので、私も昼食にと購入しました。

その後その青年はそのお礼とばかりに、チーズケーキを買いに来てくれたのです。

そうして交流が出来ると、彼は次の日の出店時間にもわざわざ挨拶に顔をだしてくれました。

さらには夕方頃、美味しかったのでもう一つ下さいと買いに来てくれました。

私は同じ昼食はどうなのかと思い、その日はステーキ屋さんの露店でステーキバーガーを購入しました

薄情な私です(汗)

夕方各店舗が片付けを始めた頃、私たちもテントをたたもうとしていましたが、人手が少なく苦戦していると、隣の露店の青年が「何か手伝いましょうか?」と、声を掛けてくれたのです。

なんだか昔はあったこの様な光景が、最近とんと無くなってしまっていたので、この声がけがやけに心にズンと響きました。

近江商人商売十訓と言うものの中に、

「資金の少なきを憂うるなかれ、信用の足らざるを憂うべし」

と言うのがありますが、

きっとこの若者たちは商売の難しさを知る中で、人と人の繋がりや信用など、大切な何かを学び取っているのだとつくづく感じることが出来ました。

もちろん商売だから売り上げも大切なんですが、それに挑んだことで、もっと多くの事を学んだ今回の行商でした。

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キャリアチェンジサロン運営事務局

櫻井 正則(さくらい まさのり)

20代から演劇の作・演出家として何十本もの創作劇を上演。

30歳の時に、精神障がい者の社会復帰施設での彼らとの出会いから、こんな世界があるのかと目覚め、以後その道に進み、仕事の傍ら10年間東京都での「心の健康フェスティバル」総合演出を担当。

6年間地域のエッセンシャルワーカーの若手の繋がりを主催。

50歳で精神障がい者に特化のe-ラーニングを事業としたNPO法人「Leaves of Grass」を立ち上げる。

2020年12月に60歳で職場を定年退職。

2021年2月にITアプリを導入してメンタルヘルスケアを支援する一般社団法人「リプラボ」を立ち上げる。

その他に狛江市のNPO法人「狛江さつき会」の理事も兼務。

現在調布の自宅と埼玉県小川町の事務所を行ったり来たりの生活で、小川町では日本ミツバチのチーズケーキ販売の事業を展開すると同時に、障がい者の方に活版印刷を教えて、ユネスコ無形文化遺産の和紙で名刺づくりを始めている。

 

雇用環境整備士資格(Ⅱ種)取得

 

■NPO法人Leavess of Grass

 法人URL:https://my125p.com/l/m/FcQVZs1mpXOKeT

 

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