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事務局通信
2022.3.23

【建設】キャリアチェンジサロン事務局通信vol.56

こんにちは。

事務局の櫻井正則が担当します、第56回目の事務局通信。

最後までご一読頂ければ幸いです。

※事務局通信は、キャリアチェンジサロンのセミナーやメールプログラムにお申込みいただいた方に毎週水曜日、キャリア関連のことやキャリアチェンジサロンの様子についてお送りしております。

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   「建 設」

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「尾張名古屋は城でもつ」とは誰もが知る、江戸時代の民謡の一節です。

最近仕事で名古屋に行く機会があり、随分昔に行った記憶がありましたが、打ち合わせまでに時間もあったので、名古屋城まで足を延ばしてじっくりと眺めてきました。

美しい石垣と金のしゃちほこで有名な城ですが、歴史的には徳川家康の権力争いの一つの策略として建てられた城です。

関ヶ原の戦いで勝利した家康でしたが、一足飛びで天下を収めた訳ではなく、周りには我こそは天下を取らんという強者の武将たちがひしめいており、豊臣政権の中で最も力をもった家康といえども、若き豊臣秀頼が関白に就任した暁には、邪魔者になってしまうことも容易に予想されました。

既に老境に差し掛かっていた家康にとって時間は貴重。まだ自分が権力をふるえる間に、豊臣家の勢力を削り取ってしまおうということで、「天下普請」と言われる大改修工事事業を興したのです。

京都の伏見城・二条城をはじめとして彦根城・篠山城や江戸城、駿府城、姫路城など今なお残る名城の数々が再建・造営・大改修されました。

名古屋城もこの時に築城されたものです。

家康はこれら大多数の城の造営を政権の大老として、各大名に通達しました。

それだけでも大名にとっては負担となるものでしたが、なんと、石垣の石も、城を建築する資材も、それを建てる大工さんらにかかる人件費も、すべて各大名が負担させられたのです。

それでも、家康に歯向かうことはできません。

なぜなら伏見・姫路・彦根など豊臣秀頼の住む大坂城をぐるりと取り囲むように配置された各城は、豊臣秀頼様を守るための大事な城なのだという大義名分に、大名たちは黙って従うほかなかったのです。

 

その中でこんなエピソードがあります。

石垣を作るため名古屋に集まったのは旧知の、広島城主の福島正則、熊本城主の加藤清正、姫路城主の池田輝政の3人。

「ここ最近築城の手伝いが頻繁過ぎる。こんなことにまで駆り出されては到底我慢できるものではない」

と愚痴る福島正則。

そんな中、熊本城を築城したことでも有名な築城の名手、加藤清正は自ら進んで天守部分の石垣を受け持ちます。

彼は卓越した手腕で20mもの高さの石垣を積み上げます。

上面は建築予定の天守と同じ形、大きさの綺麗な長方形をわずか3カ月で作り上げられたのは、工事の指示を出す清正とそれを忠実にこなしていく役夫たちの技量がなせる業だと言えます。

文句を言いながらいやいや作るのか、素晴らしいものを作り上げようと奮闘するかで、その出来は違ってくるのだという一つの現れですね。

そう言えば、エジプトのピラミッドも同じような事が考えられます。

4500年前に建造されたクフ王のピラミッド。

正確な四角錘の4つの側面は、ほぼ正確に東西南北を向き、51度52分の急勾配で二百数十万個の石が積み上げられています

これは王の墓でその建設のために無数の奴隷たちが何十年も強制労働させられたと言われていますが、果たして強制的に嫌々作った物が何千年も微動だにせず残るでしょうか?

あの見事な名古屋城の石垣の美しさは、築城の使命感に燃えた加藤清正や工夫たちの魂の発露であったと思うと、このピラミッドも単なる強制労働という次元を超えた、目標に向けての人々の魂の発露ではなかったかと思うのは私だけでしょうか?

たとえどんな場所でもその与えられた場で、出来ることを懸命にやり遂げた結果は、きっと人の心を打つし、歴史に残るのだと思わざるを得ません。

そんなことを思いながら、お城の近くで名古屋名物のきしめんを食しておりました。

「あ~旨い!!」

終わり良ければ総て良し。

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キャリアチェンジサロン運営事務局

櫻井 正則(さくらい まさのり)

20代から演劇の作・演出家として何十本もの創作劇を上演。

30歳の時に、精神障がい者の社会復帰施設での彼らとの出会いから、こんな世界があるのかと目覚め、以後その道に進み、仕事の傍ら10年間東京都での「心の健康フェスティバル」総合演出を担当。

6年間地域のエッセンシャルワーカーの若手の繋がりを主催。

50歳で精神障がい者に特化のe-ラーニングを事業としたNPO法人「Leaves of Grass」を立ち上げる。

2020年12月に60歳で職場を定年退職。

2021年2月にITアプリを導入してメンタルヘルスケアを支援する一般社団法人「リプラボ」を立ち上げる。

その他に狛江市のNPO法人「狛江さつき会」の理事も兼務。

現在調布の自宅と埼玉県小川町の事務所を行ったり来たりの生活で、小川町では日本ミツバチのチーズケーキ販売の事業を展開すると同時に、障がい者の方に活版印刷を教えて、ユネスコ無形文化遺産の和紙で名刺づくりを始めている。

 

雇用環境整備士資格(Ⅱ種)取得

 

■NPO法人Leavess of Grass

 法人URL:https://my125p.com/l/m/FcQVZs1mpXOKeT

 

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