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事務局通信
2023.8.23

【校歌】キャリアチェンジサロン事務局通信vol.130

こんにちは。

事務の櫻井正則が担当します、第130回目の事務通信

最後までご一読頂ければ幸いです。

事務通信は、キャリアチェンジサロンのセミナーやメールプログラムにお申込みいただいた方に毎週水曜日、キャリア関連のことやキャリアチェンジサロンの様子についてお送りしております。

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    「 校  歌 」 

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つい最近こんな話題が、目に飛び込んできました。

三重県桑名市が、2026年度に開校を予定している小中一貫校の市立多度学園の校歌制作に人工知能(AI)を使うと発表しました。

「ほう。」

と、私は思わず呟いてしまいました。

詳しく見てみると、歌詞に取り入れたいキーワードを同市多度地区の子どもや保護者などから公募し、開校準備委員会などが、AIで作られた歌詞やメロディーを基に校歌を仕上げるとのことで、つまりAIと人間の共同作業となり、これは全国初の試みだそうです。

校歌と言うものは不思議なもので、こんな60越えの記憶が衰えてきている私でさえも、小学校の校歌ならそらで歌えます。

そのくらい身に染み付いているものです。

皆さんもそうではないでしょうか?

そんな校歌をAIと共同でどの様に作り上げるのかは、大変興味のあるところです。

校歌の作詞作曲で大変有名なのは、私も大好きな詩人の北原白秋と、作曲家の山田耕筰のコンビですが、北原白秋が作詞を手掛けた全国の大学、高校、中学の100以上の校歌の約9割が、この2人の手によるものだそうです。

白秋は、依頼を受けた学校に出向いて学校の雰囲気や土地柄を取材したり、行けない場合でも学校から多くの資料を取り寄せ、その学校に合った作詞を心がけていたと言います。

北原白秋と山田耕筰は校歌制作を非常に楽しみにしていたようですし、ふたりで学校を訪れ、白秋のつけた詞をみながら夜に酒を飲んで曲について話し合ったりしたと伝わっています。

 

校歌と言えば、もうひとつ大きな話題がありました。

徳島県にある今年4月2日に開校した「私立神山まるごと高専」の校歌です。

今年3月に亡くなった坂本龍一さんが作曲した「KAMIYAMA」。

作詞はUA(うーわ)さんという豪華な校歌となっています。

作曲の坂本さんと作詞のUAさんは、

「お互い100年後にも歌い継がれる歌とは何だろう…」と模索したと言います。

さらに、UAさんは、

「身近にフレンドリーにこの曲が存在してくれて、キラキラで夢を見ていたあの頃の自分を思い出せるような歌になってくれたらうれしい。」

と語っています。

つまり、生徒の身近にあってこその校歌だということだと思います。

この「KAMIYAMA」という校歌を聞いて頂ければ分かってもらえますが、なんと英語の歌詞が出てきます。

えっ!? これが身近に歌えるんかい?

と思った私でしたが、早計でした。

なんと、北原白秋と山田耕筰のコンビで1933年に作られた関西学院大学の校歌「空の翼」では、既に英語の歌詞が登場しています。

そしてこの「空の翼」は、いまだに野球やアメリカンフットボールなど球技系の体育会を中心にリーグ戦などでよく歌われているそうですし、応援団の練習でキャンパスにこだますることも珍しくないと大学関係者は語っています。

こうして同窓会でも必ず歌われるし、カラオケでも歌うなど現代の学生に引き継がれている曲となっているのです。

時は2023年。

1933年に作られた「空の翼」はこうして生徒の手によって100年歌い続けられているのです。

死を前にして校歌を作り続けた坂本龍一さんの魂の創作と、AIと人間の共同作業である超校歌と、どちらが100年歌い継がれるかを問うのは愚問かも知れません。

大切なのはその学校に入学したその学生たちの若き魂こそが、喜びの時も、苦しい時も悲しい時も、「校歌」を歌い乗り越えてきた、その生徒自身の歴史に与える影響こそ、100年歌い継がれる最大の効果なのかも知れません。

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キャリアチェンジサロン運営事務局

櫻井 正則(さくらい まさのり)

20代から演劇の作・演出家として何十本もの創作劇を上演。

30歳の時に、精神障がい者の社会復帰施設での彼らとの出会いから、こんな世界があるのかと目覚め、以後その道に進み、仕事の傍ら10年間東京都での「心の健康フェスティバル」総合演出を担当。

6年間地域のエッセンシャルワーカーの若手の繋がりを主催。

50歳で精神障がい者に特化のe-ラーニングを事業としたNPO法人「Leaves of Grass」を立ち上げる。

2020年12月に60歳で職場を定年退職。

2021年2月にITアプリを導入してメンタルヘルスケアを支援する一般社団法人「リプラボ」を立ち上げる。

その他に狛江市のNPO法人「狛江さつき会」の理事も兼務。

現在調布の自宅と埼玉県小川町の事務所を行ったり来たりの生活で、小川町では日本ミツバチのチーズケーキ販売の事業を展開すると同時に、障がい者の方に活版印刷を教えて、ユネスコ無形文化遺産の和紙で名刺づくりを始めている。

 

雇用環境整備士資格(Ⅱ種)取得

 

■NPO法人Leavess of Grass

 法人URL:https://my125p.com/l/m/FcQVZs1mpXOKeT

 

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