第10回目の事務局通信はキャリアチェンジサロン事務局の山口が担当します。
※事務局通信は、キャリアチェンジサロンのセミナーやメールプログラムにお申込みいただいた方に、キャリア関連のことやキャリアチェンジサロンの様子についてお送りしております。
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新発想!「キャリアドリフト」という考え方
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パンデミックや気候変動といったマクロからも、事業が買収されたり、契約が打ち切られたり…という自分の身近な出来事においても変化の激しさをひしひしと感じています。
3月は就活や卒業シーズンですが、自分やお子様の将来のことに不安になっている方も多いと思います。
不安というのは先が見えないから不安なんですよね。
そんなときに、例えば企業の研修で
「5年後、10年後どうなっていたいですか?」
「キャリアプランニングしてみましょう!」
と言われても
「そんな先のことまで描けません!!」
となってしまいますよね。
そのようなときはあえて“流されるまま”に生きてみるという思考の転換もありではないでしょうか。
「キャリアドリフト」という新しいキャリアの考え方があるのをご存知でしょうか。
「キャリアドリフト」とは、自分のキャリアについて大きな方向づけさえできていれば、人生の節目ごとに次のステップをしっかりとデザインするだけでいい、節目と節目の間は偶然の出会いや予期せぬ出来事をチャンスとして柔軟に受け止めるために、あえて状況に“流されるまま”でいることも必要だという考え方です。
これは、つまり、過去と現在をみたときに、点と点が線になってつながっているなぁ~と感じる感覚と似ていると思っています。
スティーブ・ジョブズの有名なスピーチにも、下記のような言葉があります。
「you can’t connect the dots looking forward; you can only connect them looking backward. So you have to trust that the dots will somehow connect in your future.」
2005年の米国スタンフォード大学卒業式の祝賀式で卒業生に向けて行ったスピーチの全文はこちらから↓↓
https://news.stanford.edu/news/2005/june15/jobs-061505.html
私はまさに流されるままにキャリアを歩んできましたが、学生時代から感じてきたこと、今やっていること、が点と点が線になるなと最近感じています。少しだけ私のお話をすると・・・
都心中の都心に、たまたま生まれました。大型ショッピングモールの存在は中学校まで知りませんでした。
町内で子供が4人というドーナツ化現象の真ん中です。
学生のときからなぜこんなに都心に人が集まるのか、変だと思っていました。なぜ私の窓からはビルしか見えないのか、もっと広い空を見たい、と思っていました。
ひどい花粉症だったし、排気ガスが嫌いでした。
学生のときはノンフィクション番組を見るのが好きで特に環境に興味がありました。高校生か大学生か忘れましたが、環境問題の記事をスクラップしていました。当時はちょうど水戦争の話題が多かったです。
就活のときにドキュメンタリー制作の会社にも応募しましたが、書類も通らず、ひるんでやめてしまいました。
また、学校という場所が好きでした。金八先生というドラマが大好きでした。小学生のときは担任の先生と6年間日記交換をしていました。高校生のときも月1回の日誌は大いに目立たせて先生からの突っ込み待ちをしていました。
一方で、ステレオタイプ的でつまらないと感じることも多くありました。学校がもっと画一的でなく、社会(地域)とつながれて、リアリティーのある授業を学生が主体的に選択して取れる場所になればいいのにと思っていました。
大学の入試でそのような論文を書きましたが、書類選考で落ちてその想いを打ち消しました。
何もできませんでした。
今まで教育や環境に興味関心があるのに、違和感は感じているのに何も行動に起こせていませんでした。
でも今、ジュエリーリユースのベンチャー企業を経て、リユース・リサイクル業界の人材紹介事業で起業をしています。
それから副業として新エネルギー分野で脱炭素戦略やEVの最新動向、太陽光発電のリユース等に関するWEBコンテンツを月4本書いています。
そして、今、学生向けのキャリア教育事業を起こそうと準備をしています。
こうして振返ってみると実は、これら全てが自分起点ではなく、周囲のお声がけでこのようなキャリアを築けていることに気がつきました。
キャリアチェンジサロンでも、キャリアアンカーという自分の譲れない価値観を知ろうということを大切にしていますが、自分の価値観や使命、取り組みたいテーマ、がぼんやりとでもわかっているだけで十分なのかもしれません。
あとは、動いている内に声がかかったり、自分が無意識的にも意識的にも取捨選択していたり、するのではないかと思います。
改めて振返ってみると本当に不思議です。
皆さまも「キャリアドリフト」という新しい視点で生き方・働き方を見つめ直してみるとおもしろい発見があるかもしれません。
変化の激しい時代だからこそ、偶然の出会いを大切に、そして柔軟に受け止めて前に進んでいきたいですね!
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キャリアチェンジサロン運営事務局
キャリアチェンジカウンセラー
山口 桃子(やまぐち ももこ)
https://careerchange.salon/staff/
大学卒業後、大手機械メーカーの営業会社に入社。首都圏の新規開拓部署にて、ソリューション型のシステム営業に従事。20代半ばに社会起業家を育成するビジネススクール「社会起業大学」に入学。「人の挑戦・成長を支援すること」をキャリアの軸とすることを決意し、起業・転職支援サービスを行う会社に転職。その後、ジュエリーのリユース・リフォーム事業を行うベンチャー企業の人事部に転職。6年半、採用から研修の企画・運営、評価制度運用まで一貫して携わる。また、店長・SVを兼任し、現場目線での教育・マネジメントを実践。それらの経験から、独自のスキルマップを構築し、店舗スタッフの評価制度及び育成システムとして社内に導入・定着させた実績をもつ。
2019年から株式会社AMBヒトラボを設立。代表取締役として、リユース・ジュエリー業界に特化した転職支援・スキルアップ支援に取り組んでいる。
国家資格キャリアコンサルタント。プライベートは2児の母。
■ジュエリー、リサイクル・リユース業界専門の転職・キャリア支援サイト
『Re:転職』https://retenshoku.jp/
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