【レジリエンス】キャリアチェンジサロン事務局通信vol.25

こんにちは。

事務局の櫻井正則が担当します、第25回目の事務局通信。

最後までご一読頂ければ幸いです。

※事務局通信は、キャリアチェンジサロンのセミナーやメールプログラムにお申込みいただいた方にキャリア関連のことやキャリアチェンジサロンの様子についてお送りしております。

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「　レジリエンス　」

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最近のことですが、知人を通して2人の女性経営者の方と会食する機会に恵まれました。

お2人ともとても綺麗な方で、経営者としても成功され恐らくそれなりの財も積まれて、優雅な生活をされている様にお見受けしました。

私が更に目を奪われたのは、そうした表面的な優雅さだけではない、何事にも純粋で好奇心があり、飾らない人間的な魅力に溢れたその振舞いにありました。

この「しなやかさ」はどこから来ているのかに興味を持った私は、創業から成功までのお話を聞かせて頂けるようお願いしました。

お2人とも、女性向けの美容サービスを生業とされています。

今日の成功までは大変に苦労されたそうで、お一人の方は企業から解雇されるに至った時、ホームレス寸前までになっても志を持って、柔軟な発想で新たな仕事を展開して、今の事業を成功に導いてきたと語っておられました。

そうか！　この表出している「しなやかさ」というのは、竹の様に見えない部分の大地に強く根を張ってこそ生まれた、対応能力そのものなのだと知ることが出来ました。

ストレスの耐性要因として、昨今レジリエンスという概念が注目されています。

ストレスに負けないとか打ち勝つというと、ストレスを受けてもビクともしないという強さと誤解されがちですが、レジリエンスの元々の意味が物体に力らが加わって変形しても、もとの形に復元する力を意味しているように、いったんストレスを受けても精神的健康を維持し回復する心理特性を指します。

それには大まかには次の６つが上げられるそうです。

①    この状況はいつまでもつづくわけではないという「楽観性」

②    些細なことに一喜一憂しない「忍耐力」

③    自分の能力を過小評価しない「自尊感情」

④    １つの物事に固執せず、多くの領域を楽しめる「多様性」

⑤    問題となっている状況を別の観点から見直したりできる「柔軟性のある認知」

⑥    他者との肯定的な関係を保っていける能力。

こうして考察してみると先の女性経営者のお２人は、正にこの特性に当てはまると思いました。

どんなに困難な状況でも耐えて、どこまでも耐えて進むのだ！

という考えよりも、「もしかしたら私の人生をより豊かにする別の道もあるかも知れない。」という柔軟性を時代が求めだしているのかも知れませんね。

ただ強いだけでは、いつかポキッと幹から折れてしまうかも知れません。

ただ真っすぐ伸びていこうとする依怙地な力よりも、風に揺られてもしなやかに順応していく竹の様な力こそが、その後の自分を新しい道に導く道標の様な気がしてなりません。

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